『背が伸びる。』

それは主に、幼少期から成長期にかけて、人間なら誰しもが体験することです。

今より「背を伸ばしたい」、「身長が高くなりたい」、そう思うのなら、まずは背が伸びるメカニズムについて知ってみてはいかがでしょうか?

背を伸ばすには、成長ホルモンが必要ということくらいは誰しもが知っているかもしれませんが、実は背が伸びるメカニズムには知られざる秘密が隠されています。

背が伸びるメカニズムを詳しく知ることで、思わぬ発見があるかもしれません。




なぜ人は背が伸びるのか

産まれたときのまま、身長が伸びていない人はいませんよね。

なぜ人は背が伸びるのか、それは単純に「骨が伸びている」からです。

つまり、身長が伸びているということは、骨が大きくなっているのです。

背が伸びるペースは人によって差がありますが、男性の場合1年で10cm以上伸びることもあります。

身長が今よりも大きくなりたいなと思ったら筋肉をつけるより骨を成長させることを強く意識していきましょう。

背が伸びる年齢

背が伸びる年齢、時期は3段階あり、乳幼児期~小学生卒業まで、中学生、高校生と言われています。

中でも前の2つ、乳幼児期から中学生までは人間の背が一番成長する時期です。年齢で言うと12歳までですね。

この時期を過ぎると背が伸びるスピードが落ちていくと言われています。

ただし、この成長期は個人差があり、ずれることもあるので中には高校生になってから急激に伸びる人もいます。

背が伸びるペース

背が伸びるペースには個人差があります。

1年くらいの間に一気に伸びる人もいれば、20歳前後まで緩やかに伸びていく人もいます。

思春期の身長の伸びは、1年で男子が約10cm、女子が5~8cm程と言われていますが、人それぞれということは頭にいれておきましょう。

後述する骨端線が無くなる前であれば、伸びる可能性は大いにあります。




背を伸ばすには成長ホルモンとIGF-1が重要

背が伸びるということはイコール骨が大きくなること。というのは伝わったかと思いますが、問題はその骨を大きく成長させる方法です。

背が伸びるメカニズムを語るうえで外せないのが、「成長ホルモン」です。

この成長ホルモンには、骨を大きくして背を伸ばす効果があります。

思春期には成長ホルモンがたくさん分泌されるので、小学生から中学生のときに一気に背が伸びるのはそのためです。

ただし、成長ホルモンは何も背を伸ばすためのものだけではありません。思春期における体の発達全般に影響があります。

男子なら声が低くなったり、筋肉がついてきたり、女子なら生理がきたり、といった具合に体に様々な変化をもたらすわけです。

ですので、背を伸ばしたいなら成長ホルモンを分泌させる必要があるわけです。

それに加えて忘れてはいけないのが、「IGF-1」という物質の存在です。

この「IGF-1」が、背を伸ばすに必要な軟骨や骨端線の成長を促してくれるのです。

骨が大きくなる仕組みについて考えると、軟骨や骨端線を成長させるところに行きつきます。

IGF-1は成長ホルモンによって生成される物質なので、背が伸びるメカニズムをまとめると

  1. 成長ホルモンが分泌される
  2. IGF-1がたくさん生成される
  3. 軟骨や骨端線が成長する
  4. 骨が大きくなる
  5. 背が伸びる

という感じです。

背を伸ばすには成長ホルモンIGF-1が重要となるのです。

IGF-1について

IGF-1の正式名称は「Insulin-like Growth Factor-1」「インスリン様成長因子-1」と呼びます。

なんだか難しそうな名前ですが、インスリンに似ているたんぱく質のことだそうです。

IGF-1は母乳にも含まれていて、人間にはなくてはならない存在です。

軟骨や骨端線を成長させる効果の他にも、新陳代謝の活性化や血糖値を下げる効果もあるそうです。

最近の研究では、イソフラボンとカプサイシンを食事から摂取するとIGF-1が増えるということがわかっています。

サプリメントもあるので、背を伸ばしたい人はイソフラボンとカプサイシンを体に取り入れるといいでしょう。




骨端線について

骨が大きくなる、というのは実際には骨と骨の繋ぎ目から伸びているということです。

骨端線とは、この繋ぎ目のことを言います。

骨端線が伸びて軟骨を作り、その軟骨が硬くなって骨が大きくなっていくわけです。

骨端線は17歳前後をピークに徐々に減少していきます。男性は25歳、女性は22歳程度まで残っているそうなので、その年齢までは背が伸びる可能性があるということです。

一旦骨端線がなくなると二度と骨端線が復活することはありません。ですので、背を伸ばすには骨端線がなくなる前に、成長ホルモンでIGF-1の分泌を促すことが重要なのです。

成長ホルモンの分泌で自然と背が伸びる

このように背が伸びるメカニズムというのは意外に単純です。

ただ、成長ホルモンやIGF-1が分泌される要素には様々ありますので、個人差があるのは仕方のないことです。

それらを踏まえたうえで、成長ホルモンやIGF-1を意識することが、自然と背が伸びることに繋がってくるのだと思います。

ですから成長期には日々の生活や食生活に気をつけて、成長ホルモンの分泌を促しすような生活が大切となるのです。

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